2017年9月6日

グローバルのデジタル広告ベンチマーク、ビューアビリティ率の改善とモバイルの堅調なパフォーマンスが明らかに

Gabe Goldstein
Senior Director, Advertising Products

業界全体が相対的なキャンペーンパフォーマンスへの理解を深められるよう、コムスコアは四半期毎に、validated Campaign Essentialsで測定した多くのインプレッションに基づき、グローバルな業界ベンチマークを発表しています。

このベンチマークは比較材料としてご活用いただけますが、それぞれのキャンペーンの測定値は、キャンペーンの目的、クリエイティブの質やサイズ、ターゲットオーディエンスの規模、プレイスメント、業種など様々な要因に応じて値が大きく変わることがあります。

2017年第2四半期 vCEキャンペーン・ベンチマークから得られた主な結果

  • 全市場でビューアビリティ率は改善されている
  • ほとんどの製品カテゴリーで、ターゲット到達率はモバイルがPCを大きく上回っている
  • PCディスプレイ広告、動画広告ともに、ビューアビリティと無効なトラフィック(IVT)はプログラマティックよりも直接購入のほうが良い結果を出している

全市場でビューアビリティ率が改善

第2四半期のグローバルなビューアビリティ率は平均して前期比1%上昇しましたが、国により値にばらつきがあります。ベンチマークの対象となる10ヶ国のうち、6ヶ国でビューアビリティ率が上がり、減少したのは1ヶ国のみでした(3ヶ国はほぼ横ばい)。米国とカナダは平均56%とビューアビリティ率が最も高く、最も低い英国は49%と、実際に見られた広告は半数未満でした。 

 

パフォーマンスの評価にはビューアビリティが重要ですが、ビューアビリティは広告効果を測定する指標ではなく、効果を生む機会を評価する基本的な指標です。広告の効果やインパクトを高める上でビューアビリティは必要ですが、それだけでは足りません。

ターゲット到達率は、モバイルがPCを上回る

ターゲット到達率は、米国では平均してPC(49%)よりモバイル(53%)の方が高く、消費財や通信など一部の製品カテゴリーでは、その差がさらに広がりました。モバイルのターゲット到達率が高い理由として、複数のユーザーが使用するPCに対し、モバイルはユーザーが1人であるため、適切なオーディエンスに到達しやすいと考えられます。

 

直接購入は、プログラマティック購入と比べビューアビリティが高くIVTは少ない

プログラマティック購入は、ビューアビリティが低く、無効なトラフィックが増える傾向が見られます。特に動画広告では、プログラマティック購入によりIVTが増加しています。

 

プログラマティック購入の動画広告はビューアビリティが低い一方でIVTが高く、これが低いビューアビリティの原因となっています。プログラマティック購入には悪質な業者が関与しやすく、動画広告はインプレッション単価が高いため、広告詐欺のターゲットになりやすいのです。

KPIを使ったキャンペーン管理

キャンペーンを成功させるには、人間の目に触れない広告やターゲットオーディエンスに到達しない広告を減らす必要があります。ビューアビリティ、無効なトラフィック、ターゲット到達率を測定する主要指標を使えば、キャンペーンのパフォーマンスへの理解を深め、効果を生む幅広い指標にフォーカスできます。

  • キャンペーンのグローバルな効果を把握し、ビューアビリティ、ブランドセーフティ、ターゲット到達率など各種指標のパフォーマンスを高めるには、comScore validated Campaign Essentialsをご活用ください。
  • PC・モバイル広告のビューアビリティを高めるには、コムスコアが提供する無料のセルフサービス式ビューアビリティ測定ソリューションcomScore Viewabilityをご活用ください。