日本のスマホ利用動向最新情報!

急速に女性に浸透するスマホ利用も、まだまだ6割以上が男性ユーザー

2011年12月6日 - コムスコア・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 西谷大蔵、以下コムスコア)は本日、携帯電話の包括調査データベースの「モビレンズ(MobiLens)」を通じて分析した、日本におけるスマートフォン利用の最新状況に関するレポートをリリースしました。

調査によると、日本におけるスマートフォン利用の割合は2011年10月の最新データによれば61.5%が男性、38.5%が女性となっております。これは昨年2010年6月にモビレンズの調査スタートした時の調査データ、男性72.9%、女性27.1%に比べまして、女性のスマートフォン利用が急速に進展・拡大していることが分かります。しかしながら、それでも引き続きスマートフォン利用の多数派は男性であることが見てとれます。

日本のスマートフォン・ユーザー像は引き続き「男性」「35歳以下」「関東甲信越在住」

スマートフォン・ユーザー中、61.5%が男性という事は利用者数にして900万人近いという事になります。また、スマートフォン・ユーザーの利用者を年齢別にみますと、51.8%と実に半数以上が35歳以下のユーザーによって利用されており、特に25歳から34歳がボリュームゾーンとなっております。さらに居住地域別に見ますと圧倒的に関東甲信越居住となっており、モビレンズの調査開始以来この傾向が続いております。少なくとも現時点では日本のスマートフォン利用者は性別/年齢/居住地域それぞれの面で、かなり偏りがあると言えるでしょう。

従いまして現時点での日本のスマートフォン・ユーザー像は引き続き「男性」で「35歳以下」かつ「関東甲信越地方居住者」ということになりますが、しかしながら男性の利用者割合も関東甲信越地方の割合も直近1年を見ましても確実に減少傾向にあります。

トレンドとしては「女性」「全国地域(特に関西、中部、九州圏)」におけるスマートフォン利用が毎月確実な上昇を見せており、今後の状況いかんによっては企業のマーケティング戦略などの練り直しなどを迫られることがありそうです。

日本におけるスマートフォン・ユーザー・デモグラフィック
201110月データ
出典:コムスコア社「モビレンズ(MobiLens)

スマホ利用ユニーク・ユーザー数(重複排除/メイン端末としてスマホを利用している人のみカウント)

浸透率(%)

日本全体(13歳以上)

1456万人

100.0%

性別区分:

  男性

895万7千人

61.5%

  女性

560万3千人

38.5%

年齢区分:

   13-17 歳

99万2千人

6.8%

   18-24 歳

282万8千人

19.4%

   25-34 歳

372万6千人

25.6%

   35-44 歳

330万千人

22.7%

   45-54 歳

182万6千人

12.5%

   55-64 歳

124万8千人

8.6%

   65 歳以上

64万人

4.4%

居住地域区分:

  北海道

46万9千人

3.2%

  東北

79万3千人

5.4%

  関東甲信越

578万7千人

39.7%

  中部

201万4千人

13.8%

  関西

285万3千人

19.6%

  中国

57万3千人

3.9%

  四国

24万8千人

1.7%

  九州 ・沖縄

172万4千人

11.8%

※ コムスコア「モビレンズ」は人々がメインで利用している携帯電話端末について調べてデータです。人々がサブ機(2台目、3台目など)として利用しているスマートフォンは上記の数値には含まれておりませんのでご留意ください。

モビレンズについての詳細は、 http://www.comscore.com/jpn/Products_Services/Product_Index/MobiLens

をご覧ください。

コムスコアについて

コ ムスコア・ジャパン株式会社は、デジタル・ワールドの利用動向調査における分野で世界をリードするグローバル・カンパニーである、米コムスコア (Comscore, Inc. NASDAQ: SCOR) の日本法人として、携帯電話からPCまで世界中のデジタル・マーケティングの可視化情報をご提供しています。詳しい情報は www.comscore.com/jpn

をご覧ください。

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