日本におけるスマートフォンの新規購入がフィーチャーフォンの新規購入を超える
携帯電話使用者の5人に1人がスマートフォンを所有
スマートフォン市場シェアのトップがアンドロイド、アップルが強く伸びている
2012年4月24日 - コムスコア・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 西谷大蔵、以下コムスコア)は本日、携帯電話の包括調査データベースの「モビレンズ( MobiLens)」を通じて分析した、日本における携帯電話利用者の最新状況に関する2012年3月までの3ヶ月平均のレポートをリリースしました。この調査は携帯電話契約者4000人以上を対象にしており、調査によると現在シャープが端末メーカーではトップの23.5%のシェアを占めています。プラットフォームではGoogle社のアンドロイドがスマートフォンのシェアの61.4%を占めており、その後にアップル社が34.2%と続いております。
コムスコア・ジャパン株式会社、代表取締役社長 西谷大蔵は現在の日本のモバイル市場について次のように話しております。
「日本におけるスマートフォンの出荷率は既にフィーチャーフォンのそれを超えており、日本国内におけるモバイル・デバイスは引続きスマートフォンに大きくシフトし続けています。スマートフォン普及率の増加はメディアと広告主の双方にとって、消費者に対する接点が更に多様化する事を意味します。日本のユーザーは世界の他国のユーザーに比べて、元々モバイル端末を高度に利用してきました。そのような日本のモバイル・ユーザーが前述のようにさらにスマートフォンに本格的にシフトしてきている事で、モバイルメディアの消費動向が2012年により一層大きく変動することが予測されます。」
日本の携帯端末の4つに1つがシャープ製
2月までの3ヶ月平均のデータによると、1億170万 人の13歳以上の携帯電話(スマートフォンと非スマートフォンを含む)使用者が日本にいます。端末シェアの23.5%を保有するシャープが端末メーカートップで、2位のパナソニックが13.8%、3位の富士通が11.8%、4位のNECが9.7%、5位のソニーが7.5%で上位トップ5を占めています。
端末メーカー8位にランクインしているアップル社は、6.5%のシェアで、2011年の11月から1.6%のシェアを強く伸ばしております。
携帯電話製造トップ
2012年2月までの3ヶ月平均 対 2011年11月までの3ヶ月平均
日本全体の携帯電話契約者
(スマートフォン、非スマートフォン利用の13歳以上) 出典:コムスコア社「モビレンズ(MobiLens)」
|
|
携帯電話契約者のシェア(%)
|
11年11月
|
12年2月
|
変化率
|
全契約者
|
100.0%
|
100.0%
|
N/A
|
シャープ
|
24.6%
|
23.5%
|
-1.1
|
パナソニック
|
13.7%
|
13.8%
|
0.1
|
富士通
|
11.6%
|
11.8%
|
0.2
|
NEC
|
9.8%
|
9.7%
|
-0.1
|
ソニー
|
7.8%
|
7.5%
|
-0.3
|
日本のスマートフォンのシェアのトップはアンドロイド、シェアの伸びはアップルが一位
2月までの3ヶ月平均のデータによると、現在日本には1930万人のスマートフォンユーザーが存在し、去年の11月から28%増加しています。アンドロイドのスマートフォンシェアは61.4%に伸び、アップル社が2位で34.2%のシェアを保有(2011年11月から1.3%の増加)、マイクロソフトが3位で3.9%のシェアを保有しております。
スマートフォン*プラットフォームトップ
2012年2月までの3ヶ月平均 対 2011年11月までの3ヶ月平均
日本全体の携帯電話契約者(13歳以上) 出典:コムスコア社「モビレンズ(MobiLens)」
|
|
携帯電話契約者のシェア(%)
|
11年11月
|
12年2月
|
変化率
|
全スマートフォンユーザー
|
100.0%
|
100.0%
|
N/A
|
アンドロイド
|
61.0%
|
61.4%
|
0.3
|
アップル
|
33.0%
|
34.2%
|
1.3
|
マイクロソフト
|
5.7%
|
3.9%
|
-1.8
|
その他
|
0.3%
|
0.5%
|
0.2
|
*スマートフォンはアンドロイド、アップル、マイクロソフト、RIM、シンビアンのプラットフォームを利用する携帯電話端末です
モバイルコンテンツ利用
モバイルユーザーの行動調査によると、5760万人のユーザーが携帯端末からメールをアクセスしており、その数は全携帯電話使用者の半数以上を占めています。日本の携帯電話使用者はモバイルブラウザ(52.4%)より、アプリ(55.4%)を使用する傾向があり、月にSMSを送信した使用者の割合は45.4%になります。訳5人に1人がSNS、もしくはブログを使用しており、テレビや動画を視聴した人の数はそれを若干下回っています(18.8%)。
利用されたモバイルコンテンツ
2012年2月までの3ヶ月平均
日本全体の携帯電話契約者
(スマートフォン、非スマートフォン利用の13歳以上) 出典:コムスコア社「モビレンズ(MobiLens)」
|
|
オーディエンス合計(000)
|
浸透率(%)
|
オーディエンス合計
|
101,700
|
100.0%
|
メール
|
57,616
|
56.7%
|
アプリ
|
56,327
|
55.4%
|
ブラウザー
|
53,302
|
52.4%
|
SMS送信
|
46,184
|
45.4%
|
天気情報
|
34,652
|
34.1%
|
サーチ
|
30,464
|
30.0%
|
ニュース
|
23,732
|
23.3%
|
SNS、ブログ
|
19,793
|
19.5%
|
地図
|
19,316
|
19.0%
|
テレビ・動画視聴
|
19,157
|
18.8%
|
モビレンズについて
コムスコア「モビレンズ」は人々がメインで利用している携帯電話端末について調べてデータです。人々がサブ機(2台目、3台目など)として利用しているスマートフォンは上記の数値には含まれておりませんのでご留意ください。
モビレンズについての詳細は、 http://www.comscore.com/jpn/Products_Services/Product_Index/MobiLens
をご覧ください。
コムスコアについて
コ ムスコア・ジャパン株式会社は、デジタル・ワールドの利用動向調査における分野で世界をリードするグローバル・カンパニーである、米コムスコア (Comscore, Inc. NASDAQ: SCOR) の日本法人として、携帯電話からPCまで世界中のデジタル・マーケティングの可視化情報をご提供しています。詳しい情報は www.comscore.com/jpn
をご覧ください。
Contact:
Sarah Radwanick
Director, Regional Product Marketing
Comscore, Inc.
+44 (0) 20 7099 1784
worldpress@comscore.com