プレスリリース

2月 21, 2013

【日本の動画サイト利用動向】Google・ドワンゴ・FC2の3強、年齢層に違い

YouTube公式チャンネルは音楽系企業とテレビ局がトップ10入り

2013年02月21日 – デジタル・ワールド利用動向調査のコムスコア・ジャパン株式会社は本日、オンライン上の動画サイトに関する包括的な調査である「ビデオ・メトリックス(Video Metrix)」で分析した、日本の動画ストリーミングサイト最新利用状況に関する2012年12月レポートをリリースしました。調査によると、2012年12月にオンラインで動画を視聴した人の数は6,093万人であり、Google、ドワンゴ、FC2がトップ3となりました。また、YouTube公式チャンネルではVEVO、フジテレビ、Sony Music Entertainment Japanがトップ3にランクインしました。

ユニーク視聴者数ではGoogleが圧倒的、平均視聴時間ではFC2がトップ
オンライン動画サイトの国内トップ10は、ユニーク視聴者数ではYouTubeを擁するGoogle Sitesが5,078万人で2位以下に大差をつけトップ。ニコニコ動画のドワンゴが2,902万人で2位、FC2が2,260万人と続き、DMMが前年同月比713%のプラスと大きな成長を見せ9位にランクインしました。一方、視聴者ひとりあたりの平均視聴分数が最も長かったのはFC2で1,399分、次いでドワンゴが1,301分、Google Sitesは341分で3位となりました。また、動画を視聴した人の全体人数も3%増加し、日本の全インターネット人口の83%となりました。

日本のオンライン動画サイトトップ10
 期間:2012年12月の月間総数推計
 対象:家庭と職場をあわせた15歳以上のインターネットユーザー
 コンテンツ動画のみ (動画広告は含まず)
 出典: comScore Video Metrix
  ユニーク視聴者総数
  (000)
視聴者ひとりあたりの
 平均視聴分数
1訪問あたりの
 平均動画数

2012年

12月

前年同月比

2012年

12月

前年同月比

2012年

12月

前年同月比
15歳以上の全インターネットユーザー 60,939 3% 2,842.0 26% 7.4 -20%
Google Sites 50,782 30% 341.5 -6% 5.0 -28%
Dwango Co., Ltd. 29,025 3% 1,301.9 28% 3.6 -33%
FC2 inc. 22,608 30% 1,399.4 79% 11.5 107%
Ustream 7,550 2% 135.7 16% 7.3 101%
DAILYMOTION.COM 7,339 17% 131.8 9% 2.3 -9%
Anitube 6,235 32% 290.6 30% 2.3 -1%
Yahoo! Sites 5,783 -21% 391.1 -11% 4.3 26%
TENCENT Inc. 5,607 9% 162.5 20% 1.6 -19%
DMM 5,292 713% 140.1 -85% 3.5 -17%
VEVO 3,922 16% 19.4 -34% 2.4 -14%

若い視聴者が多いニコ動、年齢層の高いYouTube
上位3サイトの男女比はそれぞれ男性約6割、女性約4割となりましたが、FC2は他2サイトよりも男性の割合が高いという結果になりました。Google Sitesは35-44歳と55歳以上の割合が他の年代よりも比較的高く、ドワンゴは男女ともに最も高い割合が15-24歳となりました。

オンライン動画サイトトップ3 性別および年齢層別構成比
 期間:2012年12月
 対象:家庭と職場をあわせた全15歳以上のインターネットユーザー
 出典:comScore Video Metrix
  Google Sites Dwango Co., Ltd FC2 inc
  男性 (%) 女性 (%) 男性 (%) 女性 (%) 男性 (%) 女性 (%)
15歳以上の全ユーザー 56.7 43.3 58.0 42.0 64.4 35.6
15-24歳 9.2 7.9 16.2 11.6 15.0 8.2
25-34歳 10.5 8.1 14.0 7.5 13.8 5.8
35-44歳 13.0 10.5 9.7 6.8 13.1 7.1
45-54歳 9.7 8.1 7.4 8.7 10.5 8.0
55歳以上 14.3 8.7 10.8 7.3 12.2 6.5

YouTube公式チャンネルトップ10、テレビ局公式チャンネルはフジ、TBS、テレ朝がランクイン
日本におけるYouTube公式チャンネルのトップ10は、ユニーク視聴者数389万人でVEVOが首位を獲得しました。2位は347万人でフジテレビ、3位は328万人でSony Music Entertainment Japan、4位に315万人のavex、5位はTBSで295万人と続きました。動画の再生回数は首位VEVOで2,955万回、2位に1,623万回のavex、3位はSony Music Entertainment Japanの1,287万回、テレビ朝日が4位で1,003万回、5位に974万回のフジテレビという結果になりました。視聴者ひとりあたりの平均視聴分数でもVEVOはトップの19.5分。2位はテレビ朝日の14.6分、3位はavexの12.3分でした。

日本におけるYouTube公式チャンネルトップ10※1
 期間:2012年12月
 対象:家庭と職場をあわせた15歳以上のインターネットユーザー
 コンテンツ動画のみ (動画広告は含まず)
 出典: comScore Video Metrix
  ユニーク視聴者
 総数 (000)
動画再生回数※2
 (000)
視聴者ひとりあたりの
 平均視聴分数
 VEVO 3,898 29,557 19.5
 Fuji Television 3,473 9,741 5.3
 Sony Music Entertainment Japan 3,284 12,872 9.8
 avex 3,157 16,231 12.3
 TBS 2,957 7,701 3.9
 Maker Studios Inc. 2,214 7,415 9.7
 TV Asahi 2,099 10,034 14.6
 Warner Music 1,992 7,928 10.6
 BandaiChannel 1,991 7,206 11.3
 jijicom 1,887 3,357 5.0

※1 ランキングは当社の定義に基づき作成。
※2 動画再生回数には、動画とオーディオのダウンロード&ストリーム再生が含まれます。視聴者が自主的に再生、または自動的に再生した動画のうち、3秒以上再生された動画が含まれます。間に動画広告を挟んだ等、ひとつの動画が区切られて再生される場合は、その区切りごとにひとつのストリームとしてカウントされます。

※YouTube公式チャンネルレポートはオンライン上の再生のみの計測で、個人ユーザーが投稿した動画は含まれません。

今回の調査結果を受けて、コムスコア・ジャパン株式会社カントリーマネージャーの前川洋輔はこのように述べています。

 

「今回の調査により、日本動画サービス市場において上位とそれ以外で利用者の格差の際立ちが明らかになりました。

Googleが中・高年齢層、ドワンゴが若年層を軸に、トップ10サイトが順調に利用者数を伸ばしながらもそれ以外は伸び悩んでおり、全体としての利用者数は微増という結果となっています。またその中でも、違法動画サイトの利用は未だ増加傾向にあり、10月より違法ダウンロードが刑罰化されましたが、明確な罰則基準のない現状では強い抑止力となっていないと見られます。

今後は、Googleを始めとした大手が注力するプロ作成コンテンツの一層の浸透により、マネタイズへのアプローチは一層強化されるものと見られ、このような構造変化を含めた動向の定点観察が重要です。」(コムスコア・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー 前川洋輔)

Video Metrixについて
コムスコア「ビデオ・メトリックス」はオンライン上のストリーミングの消費について計測したデータです。3秒以上のストリームを計測対象とし、PCからのストリーミングを可視化します。

詳しくは、

http://www.comscore.com/jpn/Products/Audience_Analytics/Video_Metrix をご覧ください。

コムスコアについて
コムスコア・ジャパン株式会社は、デジタルワールドの利用動向調査における分野で世界をリードするグローバル・カンパニーである、米コムスコア(comScore, Inc. NASDAQ: SCOR)の日本法人として、携帯端末からPCまで世界中のデジタル・マーケティングの可視化情報を提供しています。

本社:東京都港区六本木6-15-1 六本木ヒルズけやき坂テラス4階

カントリーマネージャー:前川 洋輔

URL:www.comscore.com/jpn

問い合わせ:03-5413-1245 / jp_administration@comscore.com

タグ: Google, Rankings, VEVO, , Yahoo, YouTube